研究開発部門
私たちは20年以上に渡り培ってきた培養技術をもとに、細胞を使った新しい治療法の確立を目指して、日々研究をしています。
これまで免疫細胞や幹細胞などを用いた様々な再生医療等技術を開発し、一部特許化も致しました。また、細胞培養に用いる資材の改良や、治療効果を数値化するための評価法を日々追求し、常に品質を高めるべく努力しています。
私たちは、国内外にある大学や病院などの研究機関と協力し、細胞培養技術のさらなる発展と向上を目指しています。常に最新の研究成果を持って治療法の開発を行うことで、より多くの国や人のためになるような再生医療を実現し、医療技術の未来に貢献します。
製造管理部門
製造部門では、患者様から採取した組織や血液から治療として用いる細胞の加工や培養などの製造業務を行っています。
患者様の体内に投与する細胞ですので、清潔な環境で製造を行わなければなりません。
厚生局の届出施設である細胞培養加工施設(CPC:Cell Processing Center)にて、毎日細胞培養を行いながら、CPCを清潔な環境に保つために設備や機器を管理し、日常的に適切な清浄度を実現しています。
製造には専門的なスキルを備えた細胞培養技術者が従事し、安全かつ高品質な細胞の提供に尽力しています。また、設備や原料などを各担当者が責任をもって管理することにより、恒常的に安定した品質の細胞を製造することができます。
私たち製造部門では、患者様により安全で高品質な細胞を提供するため、細胞に真摯に向き合い、組織一丸となって細胞培養を行っています。
品質管理部門
私たち品質部門では、当施設で製造した細胞の品質が医師や患者様の期待に沿うものであるために、様々な品質活動に取り組んでいます。
当施設で取り扱う細胞は、治療の用途に応じて様々な性能が求められます。
例えば幹細胞であれば、細胞が十分な量を確保されていることに加えて、純度が高く培養過程で他の細胞に分化していないことなどが求められます。
また、免疫細胞であれば、がん細胞に対する傷害活性を持つことや、製剤中に含まれる様々な免疫細胞の比率が治療に好ましいものであることが求められています。
私たちは細胞の種類ごとにその特性を深く理解し、治療に求められる品質基準を設計・更新していくことによって、科学的な妥当性と安全性が確保された細胞治療に貢献します。