埋没毛の取り出し方と腫れ・しこりを治す方法!原因や埋もれ毛の脱毛について解説 - 医療法人社団医進会 再生医療研究所
  • ホーム
  • -
  • 埋没毛の取り出し方と腫れ・しこりを治す方法!原因や埋もれ毛の脱毛について解説
埋没毛の取り出し方と腫れ・しこりを治す方法!原因や埋もれ毛の脱毛について解説

埋没毛の取り出し方と腫れ・しこりを治す方法!原因や埋もれ毛の脱毛について解説

2025-05-01

皮膚の下でくるくる丸まっている長い毛を針や毛抜きで取り出すことが楽しいと感じる方もいますが、埋没毛(まいぼつもう)に悩んでいるという方も多いようです。

当記事では、埋没毛の取り出し方はピンセットや針がいいのかなど、自分で深い埋没毛を取り出す方法を知恵袋で調査し、埋没毛・埋もれ毛の治し方や原因、埋没毛が楽しいと言われる理由やくるくるした長い埋没毛が発生する理由についても解説します。

後半では、埋没毛による腫れ・しこり・炎症の治療は皮膚科を受診すべきか、埋没毛(埋もれ毛)でも脱毛を行えるか、放置しても危険はないのか解説しているので、ぜひ参考にしてください。

埋没毛(まいぼつもう)とは?埋もれ毛になる原因について

埋没毛の原因

埋没毛(まいぼつもう)とは皮膚の中に毛が埋もれ、そのまま成長してしまった状態で「埋もれ毛」とも呼ばれています。埋没毛は特定の部位のみ起こるわけではなく、毛が生えているどの部位でも埋没毛になる可能性があります。
また、毛穴に細菌が入ってしまうと、埋没毛の周りが炎症を起こしてしまったり化膿して「毛嚢炎」になってしまうこともあります。

埋没毛になる主な原因としては、間違った自己処理や肌の乾燥などによる角質肥厚が挙げられます。それぞれ解説するので、確認してみましょう。

埋没毛(埋もれ毛)の主な原因
  • 間違った自己処理
  • 肌の乾燥などによる角質肥厚
埋没毛になる原因一覧
間違った自己処理

埋没毛になる原因で最も多いのが、間違った自己処理によるものです。
カミソリや毛抜き・ワックスなどで自己処理を行うと皮膚の表面を傷つけてしまい、肌の表面にかさぶたが形成され、毛穴が塞がれてしまうので埋没毛になってしまうことがあります。

また、間違った自己処理により肌や毛穴が傷ついてしまうと、埋没毛になるだけでなく炎症などを引き起こす可能性もあります。

肌の乾燥などによる角質肥厚

埋没毛になる原因には、肌の乾燥などによる角質肥厚もあります。
潤いのある健康な肌はターンオーバーが正常に行われていますが、自己処理のし過ぎなどで肌が乾燥してターンオーバーが乱れてしまうと、剥がれ落ちるはずの古い角質が肌の表面に溜まってしまいます。硬く分厚くなった皮膚は毛穴を塞いでしまうので、毛が皮膚の中に埋もれてしまい埋没毛になってしまうことがあります。
また、肌のターンオーバーが正常に行われず皮膚が厚く硬くなる角質肥厚(かくしつひこう)は、乾燥のほかに血行不良やストレスなどが原因で起こることもあります。

埋没毛のタイプは?脇・顔・膝等のできやすい部位も紹介

埋もれ毛のタイプ・できやすい部位

埋没毛(埋もれ毛)といっても全てが同じような状態ではないので、埋没毛の主なタイプと、できやすい部位を紹介します。

埋没毛のタイプ

毛穴が黒くポツポツと目立つ埋没毛や、くるくるした毛が肌の下に生える埋没毛など様々なタイプの埋没毛がありますが、主な埋没毛のタイプは次の通りです。

毛先のみ肌の下に埋もれたタイプ
正常に生えていた毛が途中で皮膚の中に埋もれてしまうタイプの埋没毛で、カールしている太く硬い毛によく見られます。
長い毛が肌の下に埋もれたタイプ
皮膚の中で埋もれたまま成長して長くなってしまったタイプの埋没毛で、深い部分ではなく肌の浅い部分を這うように生えています。
毛先以外が肌の下に埋もれたタイプ
毛先のみ表面に出ているタイプの埋没毛で、毛先以外の部分は皮膚の中に埋まって生えています。
くるくるした毛が肌の下に埋もれたタイプ
皮膚の中で埋もれたまま成長して渦を巻いてくるくると丸まっているタイプの埋没毛で、肌の浅い部分でくるくると渦を巻いている場合もありますが、毛が塊になって皮膚が押し上げられていることもあります。
埋没毛ができやすい部位

埋没毛は毛が生えているところであれば、どの部位にでもできる可能性があります。
しかし、なかには埋没毛ができやすいといわれている部位もあるため、下記に挙げた部分の自己処理を行うときは注意しましょう。

  • わき
  • Vライン
  • ひざ
  • 二の腕
  • 男性のアゴ(ヒゲ)

埋没毛は毛が生えているところであれば、どの部位にでもできる可能性があります。しかし、わき・脚など「自己処理を頻繁に行うところ」、二の腕など「肌がやわらかいところ」、Vラインなど「硬く太い毛が生えるところ」、ひざなど「古い角質が溜まりやすいところ」などにできやすいといわれています。
また、男性でヒゲが濃い方は毎日のようにヒゲを剃るため、アゴなどヒゲが生えている部分に埋没毛ができやすいようです。

埋没毛の取り出し方は?自分で取り出す方法を知恵袋で調査!

埋没毛の取り出し方について

埋没毛を自分で取り出す際にはどのような方法があるのか、埋没毛の取り出し方に関する知恵袋を調査し、投稿されている取り出し方に関する解説をしていきます。

埋没毛の取り出し方に関する知恵袋の投稿

埋没毛についてどうしたら抜くことができますか?

肌の新陳代謝が正常に行われていたら、また毛穴が開いて生えてきます

引用元:Yahoo!知恵袋

埋没毛を治したいのですが、ピーリングは効果あるでしょうか?

埋没毛は、ムダ毛処理などの肌負担や乾燥によるものです。
ピーリングでも効果はありますが、保湿クリームなどでしっかりと保湿された方が良いかと思います。

引用元:Yahoo!知恵袋

埋没毛って自力でなおせますか?膝から下が埋没毛だらけで、膝が特にひどいです。

ピンセットなどで抜いちゃってませんか?
抜いたら埋没毛になる可能性高いですよ。保湿しましょう。

引用元:Yahoo!知恵袋

埋没毛があって過去に1度ピンセットで抜こうとしたのですが毛まで届かず…皮膚が元通りになったら色素沈着をおこしアザみたいになりました。
今日もう一度、皮膚を温めたりして取り出そうとしましたがまた取れませんでした。

結構深いみたいなのですが、これはもう皮膚科に行った方がいいですよね?(–;)

わたしは埋没毛が抜けない時は針でやります。
取れなくとも問題ありません。

引用元:Yahoo!知恵袋

埋没毛の取り出し方に関するYahoo!知恵袋の投稿を見てみると、
「保湿して自然に治るのを待つ」
「ピーリングをする」
「ピンセットや針を使って抜く」

というような投稿がありました。

埋没毛を自力で取り出すにはどの方法が良いのか、ここからはこの3つの埋没法の取り出し方について解説していきます。

埋没毛は保湿して自然に治るのを待つ

埋没毛の取り出し方として、肌の保湿を行い自然に排出されるのを待つという方法を推奨している方が知恵袋には多く見られました。

健康な肌の場合は一定の周期でターンオーバーが行われ、約28日間かけて基底層にある細胞が分裂し、押し上げられた細胞が角層にとどまって皮膚を保護します。

しかし、乾燥などによりターンオーバーが乱れてしまうと、剥がれ落ちるべき皮膚が角質層に蓄積され埋没毛になりやすい状態になってしまいます。

健康な肌と角質肥厚のターンオーバーの図説

時間はかかりますが、日頃の保湿ケアをしっかりと行うことでターンオーバーはスムーズに行われて埋没毛が皮膚の表面に押し出されやすくなるので、肌への負担を抑えながら埋没毛を取り出すことができるでしょう。

埋もれ毛はスクラブやピーリングで角質除去

埋没毛の対処法として、スクラブやピーリングで角質を除去して埋もれた毛を取り出すことが有効だと知恵袋に投稿している方もいました。

スクラブは細かい粒子が含まれている洗顔料のことで、古い角質や余分な皮脂などを洗顔時に落とす働きがあり、ピーリングは酸などの化学物質の作用により肌の表面にある不要な角質を除去し、皮膚を活性化させます。埋没毛は古い角質のつまりが原因なので、スクラブやピーリングにより古い角質を除去することで埋没毛を取り出すことにつながります。

ただし、スクラブやピーリングを頻繁に使用すると、肌に負担をかけてしまう恐れがあるので注意が必要です。

埋没毛はピンセットや針・毛抜きで取り出すのはNG!

埋没毛を今すぐ自分で取り出したい場合は、毛の一部が皮膚から出ているときはピンセットで抜く、毛が皮膚の中に埋まっているときは針で掘り出すなどの方法で取り出している方がいました。

しかし、埋没毛をピンセット・毛抜き・針などで無理やり引っ張って抜くと、肌のターンオーバーの乱れや細菌感染・炎症、毛嚢炎などが起こりやすくなります。
無理に埋没毛を引っ張ってしまうと途中で毛が千切れて深くにまで埋まってしまったり、ニキビ跡のようなクレーターができる可能性もあるため、ピンセット・針・毛抜きで無理に埋没毛を取り出すことは推奨はできません

毛抜き・針で埋没毛を抜くのはやめよう
埋没毛を自力で取り出す方法まとめ
保湿して待つ 埋没毛が自然に出てくるまで時間はかかるが、肌への負担が少ない
ピーリング・スクラブ 肌への負担は若干あるが、古い角質を落として埋没毛を取り出しやすくなる
ピンセット・針・毛抜き 埋没毛をすぐに取り出せるが、肌への負担が大きいため非推奨

ピンセットなどを用いるとすぐに埋没毛を取り出せるというメリットはありますが、肌への負担を考えるとリスクが高く、最悪の場合は傷ついた毛穴が塞がり埋没毛が再発する可能性があります。
肌への負担を抑えるためにも、埋没毛を自力で取り出すことを考えている場合は、保湿して自然に治るのを待つかピーリング・スクラブで古い角質を落とす方法を検討してみてください。

埋没毛は楽しい?長い・くるくるした毛の取り出し方

埋没毛の取り出し方の解説

くるくると丸まった皮膚の浅い位置に埋まっている埋没毛は、毛抜きや針を使用すると自分で取り出すことができるので、取り出すことが楽しいと感じる方もいるようですが、先ほど説明したように、針やピンセットを使って自分で埋没毛を取り出すのはさまざまなリスクがあるため、おすすめできません

ここでは、埋没毛がくるくるする・長くなる理由や深い位置にある埋没毛の取り出し方について解説しているので、くるくるした埋没毛や長くて深い埋没毛の取り出し方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

埋没毛がくるくるしている・長いのはなぜ?

くるくるした埋没毛や長い埋没毛を抜くのが楽しくて癖になっている方もいると思いますが、そもそもなぜ埋没毛がくるくるする・長くなるのかを調査し、まとめてみました。

埋没毛がくるくるする理由
  1. 毛に癖がつきやすい

  2. 毛が縮れやすい

  3. 皮膚の外に出られず丸まった

くるくるした埋没毛は、癖がつきやすい・縮れやすいなど毛質が関係しているほか、皮膚の下に埋まっている毛が外に出られず自然と丸まってできることもあります。

体毛の癖のつきやすさには個人差がありますが、縮れやすい毛は特定の部位(VIOなど)に多いため、該当する部位の自己処理をする際は過剰に剃るなど皮膚を傷つけないように注意しましょう。

毛が縮れやすい・癖がつきやすい特徴

また、毛穴が塞がったり角質肥厚が起こると毛が皮膚の表面に出にくくなるため、乾燥等に気をつけて、くるくるした埋没毛ができるのを予防するといいでしょう。

長い埋没毛ができる理由
  1. 皮膚から出てこないまま毛が成長した

  2. 男性ホルモンの影響

長い埋没毛は、皮膚から出てこない毛が成長サイクルを繰り返して伸びることによってできると考えられています。

ほかにも、女性の場合はホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンの働きが活発化し、太くて長い体毛が生えやすくなります。そのような毛が皮膚に埋まってしまうと長い埋没毛になるので、自己処理の方法の見直しや肌の乾燥対策を行い、埋もれ毛にならないように気をつけましょう。

ここに注意!

くるくるしている埋没毛や長い埋没毛は、ピンセットで無理に抜こうとすると途中で切れてしまう可能性があります。

途中で切れて残ってしまった毛は、皮膚の中で再度成長して長い間埋もれている状態になることもありえるため、無理に引っ張るのは避けたほうがいいでしょう。

埋没毛が深いときの取り出し方はある?

自力で取り出すことが難しい深い埋没毛をどうしても取り出したい場合は、皮膚科を受診し、皮膚を切開して毛を取り出してもらいましょう

一般診療を行っている皮膚科だけでなく、美容系の診療を行っている皮膚科や医療脱毛を行っている皮膚科・外科であれば、見た目に影響する深い埋没毛でも適切に処置してもらいやすいので、悩んでいる方は相談してみてください。

埋没毛(埋もれ毛)を放置するのは危険?

埋没毛があると見た目が気になるという方もいるようですが、通常の埋没毛は痛みやかゆみなどがなく皮膚の下に毛が埋もれているだけなので、基本的には埋没毛があっても放置していても問題はありません

埋没毛は放置しても問題ない。ただし、毛嚢炎に注意

しかし、痛みやかゆみを伴う場合や、腫れ、しこり、炎症などがある場合は、埋没毛が原因で毛穴に細菌が入ってしまい「毛嚢炎」を引き起こしている可能性もあります。

ここに注意!

皮膚の深い位置にある埋没毛を取り出したい場合や、痛みやかゆみを伴う埋没毛、腫れ、しこり、炎症などがある埋没毛は皮膚科を受診して、医師の指示に従い治療を行うようにしましょう。

埋没毛を治す!腫れ・しこり・炎症がある場合は皮膚科を受診

埋没毛で腫れ・しこり・炎症は皮膚科を受診

埋没毛を放置しても問題ないからといって、埋没毛に痛みやかゆみがあり炎症が起きているにもかかわらず、放置していると腫れてしまったり硬いしこりができてしまうことがあります。赤みを帯び腫れている場合は、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分に炎症に起こってしまう毛嚢炎を引き起こしている可能性があり、しこりになっている場合は埋没毛の周辺の組織が刺激を受けて硬く固まっている可能性があります。

腫れ、しこり、炎症がある埋没毛は自分で対処することは難しいので、早めに皮膚科を受診して治療を行うようにしましょう。埋没毛で皮膚科を受診すると次のような治療が受けられます。

埋没毛を改善するには?
腫れや炎症がある埋没毛

腫れていたり炎症が起きている埋没毛には、抗菌作用がある内服薬や外用薬が処方されることが多いので、医師の指示に従い使用するようにしましょう。

しこりがある埋没毛

しこりがある埋没毛や深い位置にある埋没毛を取り出したい場合は、手術を行い切開をして取り出すこともありますが、皮膚科によってはピーリングを行っているところもあるので、まずは受診してどのような治療を行うか医師に相談してみるといいでしょう。

ここに注目!

皮膚科などで埋没毛の治療を行う場合は基本的に保険が適用になるので、治療費が高額になることはほぼありませんが、治療内容によっては保険適用外となる場合もあるので、気になる方は診療時に医師に確認してみるといいでしょう。

また、埋没毛と間違いやすい症状の「黒ニキビ」粉瘤は、場合によっては切除するために手術を行う場合があります。黒ニキビや粉瘤の治療も埋没毛と同じように基本的に保険が適用になるので、埋没毛なのか自分で判断できない場合は皮膚科を受診するようにしましょう。

埋没毛でも脱毛は行える?埋もれ毛を脱毛する際の注意点

埋没毛を脱毛する注意点

埋没毛は皮膚の中で毛が埋もれた状態なので、脱毛が行えないと思っている方も多いと思いますが、基本的に医療脱毛クリニックのレーザー脱毛、脱毛サロンの光脱毛ともに施術を行うことは可能です。

医療脱毛クリニックでは、毛根やバルジ領域を破壊する医療レーザーを使用しているため、皮膚の中で毛が埋もれた状態の埋没毛にも脱毛効果が期待できるだけでなく、永久脱毛が行えます。

医療脱毛とサロン脱毛の特徴の図説

しかし、脱毛サロンでは、埋没毛を避けて施術を行うところが多く、脱毛が原因で炎症が起きてしまっても脱毛サロンでは対処できないので、埋没毛がある場合は医療脱毛クリニックで脱毛を受けるようにしましょう。

ただし埋没毛は、
「ターンオーバーにより皮膚の表面に出てきたときに抜け落ちる」
「皮膚の中で毛が埋もれた状態なのでレーザーが届きにくい」
「火傷予防のため照射出力を下げて施術を行う」

などの理由で、通常の毛に比べて医療脱毛の効果を実感するまでには長い期間を要する場合があることを留意しておきましょう。

ここに注意!

炎症を起こしている埋没毛は医療脱毛でも避けて施術を行う場合があるので、埋没毛がある場合は医療脱毛が行えるのかカウンセリング時に相談して、照射の可否を判断してもらうといいでしょう。

以下の記事では医療脱毛が行えるおすすめのクリニックの料金や口コミを紹介しているので、医療脱毛を受けたい方や埋没毛の相談をしたいという方は参考にしてみてください。
>>【ぶっちゃけ】医療脱毛のおすすめはどこがいい?口コミと知恵袋を調査し12院を厳選

埋没毛に関するよくある質問

埋没毛のQ&A

最後に埋没毛の見分け方や、脱毛後の黒いぽつぽつは埋没毛なのかといったよくある質問についてまとめました。

埋没毛の見分け方はある?

埋没毛かどうかを見分ける方法は、以下の通りです。

埋没毛かどうかを見分けるチェックポイント
  • 毛先が完全に埋まっている
  • 毛の一部分が埋まっている
  • 皮膚の下にくるくる渦を巻いている毛がある
  • 毛を掴もうとしても埋まっていて掴めない
  • 毛穴が毛と一緒に盛り上がっている

埋没毛かどうかを見分けるときは、毛が皮膚に埋まっていてくるくるしている・掴めない・毛穴を押し上げているなどの特徴の有無がポイントになります。

また、皮膚の表面にしこりがあってうっすらと黒く見える場合は、くるくるした埋没毛が肌を押し上げている可能性があるほか、粉瘤(アテローム)の可能性もあるため、自分で見分けるのが難しいといえます。しこりが埋没毛かどうか知りたい場合は、皮膚科等を受診すると原因を特定しやすいでしょう。

埋没毛かどうか見分けるには、特徴をきちんと理解しておくことも大切なので、併せてチェックしてみてください。
>>埋没毛のタイプとできやすい部位を改めてチェック!

脱毛後の黒いポツポツは埋没毛?

医療脱毛の施術を受けると黒いポツポツが目立つことがありますが、これは必ずしも埋没毛が原因というわけではなく、「毛穴に残っている毛」「色素沈着」が原因となっている可能性があります。

埋没毛の場合

毛が皮膚の下にとどまっているため、うっすらと黒い線が透けて見える。
炎症により赤みが出ている場合もある。

毛穴に残っている毛の場合

レーザーの照射を受けた毛が残っているため、触るとザラザラとした感覚がある。
脱毛後1~2週間ほどで自然に抜ける。

色素沈着

触っても特に変わった感覚は無く、毛がないのに黒ずんで見える場合は色素沈着の可能性あり。

ここに注意!

上記に挙げた3つの原因で脱毛後の黒いポツポツが目立っている場合、早く治すには皮膚のターンオーバーが重要になるため保湿をしっかりと行いましょう

また、毛穴に残っている毛は時間が経つと抜け落ちますが、脱毛後の埋没毛や色素沈着が長く続く場合は施術を受けたクリニックに相談してみると良いでしょう。

脱毛後に埋まった毛はどうなる?

脱毛後に埋まってしまった毛は、痛みやかゆみが生じていなければ放置しても問題なく、皮膚のターンオーバーの周期に合わせて自然と排出されます。

脱毛後の埋もれ毛は自然と排出される

ただし、肌のターンオーバーが乱れていると脱毛後に埋まった毛が出にくくなるため、繰り返しにはなりますが、保湿ケアを徹底するといいでしょう。

なお、脱毛後の保湿ケアが不十分だと、埋没毛がある部分に炎症や毛嚢炎が起こる可能性もあるため、注意してください。

毛抜きで抜くと埋まっている毛はもう生えてこない?

結論からいうと、毛抜きで毛を抜いても毛母細胞の働きは休止しないため、医療脱毛・ニードル脱毛等で毛母細胞を破壊しない限り、毛はまた生えてきます。

むしろ毛抜きを使って自己処理すると、皮膚が傷ついて毛穴が塞がり、埋没毛が再発する可能性が高くなるため、埋没毛を予防したい方や毛をなくしたい方は医療脱毛を検討してみてください。

埋没毛(埋もれ毛)の取り出し方と腫れ・しこりを治す方法まとめ

埋没毛まとめ

埋没毛は「間違った自己処理」や「肌の乾燥」などが原因でできることが多く、自力で取り出すためにピンセットや針で抜いてしまうと肌を傷つけて埋没毛が悪化する原因となります。
埋没毛を自力で取り出すことを検討している場合は、肌の保湿を行うことで自然に排出されやすくなったり、スクラブやピーリングで角質を除去することで取り出すことができるので、無理矢理引っ張り出さないように注意しましょう。

ただし、埋没毛に痛みやかゆみがあり、腫れ、しこり、炎症がある場合は、自分で対処することは難しいので早めに皮膚科を受診して治療を行うようにしましょう。

また、埋没毛の発生を抑えるためには医療脱毛も有効です。
医療脱毛には永久脱毛の効果があり、照射を繰り返して自己処理が必要なくなると埋没毛になるリスクを減らすことができるので検討してみてください。